金融教育について真剣に考えています。
我が子には、
- お金の本質とは何か、
- 経済とは何か、
- ビジネスとは何かを、
を伝えようとしています。
では、日本全体としてはどうなんでしょう。
海外では、
- ビジネスを教えている、
- ファイナンスを教えている、
- 資産運用を教えている、
といった嘘か本当かよくわからない情報が入ってきます。
義務教育過程の中で、これらを教えていくのは無理があるでしょう。
ビジネスやファイナンスの話は、商業高校や大学で学ぶべきです。
しかし、金融教育を義務教育に組み込まない限り、日本人の金融リテラシーが向上するとは思えません。
教育課程に入れて基礎知識にしてしまうことが必要だと思います。
とはいえ、いきなり資産運用や株式投資の話をするのは反対です。
1〜2年程度の株価当てゲームで終わる気がしてならないからです
では、義務教育に適した金融教育とは何なのか?
そう考えた時、金融の基礎教育に当たるのは複式簿記で、これを教えるべきだと考えています。
複式簿記を押さえておけば、高等教育でビジネスやファイナンスを学ぶ時にも理解の手助けとなってくれます。
世界的な投資家であるウォーレン・バフェットも、会計(簿記)はビジネスの言語だと述べています。
義務教育には簿記を入れたい
例えばビジネスを始めるとしましょう。
こうした時、会計上の知識を持っていないと黒字倒産する可能性が高くなります。
よくあるケースが、儲かり始めて2年目です。
1年目の納税で現金が減り、さらに予定納税で現金が減ります。
これらに気付かず、設備投資や広告費にお金を費やしてしまうと現金が不足してしまいます。
当然儲かってはいるのですが、現金が不足し、借入の返済が滞れば倒産してしまいます。
こうした事は、簿記の知識をつけていれば回避することができます。
簿記では決算のタイミングで、未払法人税等という負債科目を計上します。
この科目を確認しておけば、確定申告の後にいくら税金を支払う(現金がいなくなる)のか把握する事ができます。
また、バランスシートの負債を見れば、どんな支払いがあるのか見当が付きます。
昔は小学校で簿記を教えていた
明治時代には、小学校で簿記を教えていました。
文明開花とともに、福沢諭吉や森有礼などが普及に努めたようです。
詳細は下記文献を参照ください。
〈文部省〉文部省は1872年(明治5年)8月範をフランスの制度にとった学制を公布 し,小・中学校・師範学校の教科目に「記簿法」を加えた。
自分にできる事を模索中
まずは自分の家族に簿記を教えています。
小学校高学年ぐらいになったら子供にも教える予定です。
後は義務教育化するためにどうすれば良いか?
これは何かしら思い付いたら行動していきます。
何かやったらここに追加していきます。