米国株は買い時or売り時? 政治よりも統計の方がよく当たる
アメリカ大統領選挙はトランプ、バイデンのどちらが勝つのでしょう。
バイデンは株式の所得を増税すると宣言しています。
米国株投資をしている方には、固唾を飲んで見守っている方が多いでしょう。
大統領選は長期的な株価への影響が大きいです。
しかし、短期的な株価へは大きな影響を与えません。
事実、増税派のバイデンが優勢になったというのに株価指数は上昇しています。
こうした時、政治に目を向けて売買をすると往復ビンタを食らうハメになります。
それよりも株価推移を統計的にみた方が当たるというものです。
統計は良く当たる
この記事で書いたように、株価はランダムウォークしているものの、平均値±2σの中に収まってくることが大半です。
そして、好材料が満載の状況であっても+2σに近づくと下落しますし、悪材料が満載の状況でも-2σに近づくと反発します。
悪材料が出ているのに株価が上がるというのは、単に-2σに近づいただけだった、ということもあります。
証券アナリストが意味の分からない理由で株価上昇を説明している時は、大抵-2σに近づいての反発した時です。
2σにぶつかるまでは静観が吉
上の画像はS&P500の終値、平均値±2σの推移をグラフ化したものです。
投票直前に多少下がったものの、開票が開始されてから再度上昇しています。
平均値より上なので、どちらかといえば上げるより下がる可能性が高いです。
しかし、このタイミングでは買いも売りもしないのがベストでしょう。
ここから株価が上昇して$3650になると+2σに到達して下落する可能性が高いですが、株価がこの水準を維持し続けると+2σの値も上昇します。
売却や空売りの判断をしていくのは、+2σに到達してからが基本です。
+2σを多少突き抜けることもあるので、早い段階で空売りしていくと評価損に耐えられなくなります。
このまま上昇基調ですと、ちょうど年末あたりに+2σに到達するのではないかと思います。
到達したら、私はS&P500のベアETFを購入しようと思います。
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