【720時間働けますか?】なぜ新生児の育児はしんどいのか

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育児は大変です。

ただ、なぜ大変なのかはなかなか理解されません。

育児の経験者でも、なぜ大変なのか客観的に説明するのは難しいのではないでしょうか。

 

育児が大変なのに対して、それを伝えるのが難しいのは大きく3つ理由があると思います。

  1. 新生児と乳児は完全に別物
  2. 里帰りというブラックボックス
  3. 寝不足で自分を客観視できない

 

なぜ育児が大変なのか、

どうしてそれが理解されないのか、

相手に理解してもらうためのポイントを紹介します。

 

なぜ育児はしんどいのか

新生児と乳児は完全に別物

子供が好きという人でも新生児と会う機会はほとんどないと思います。 

生まれたばかりの子供(新生児)は首が座っていないため、ほとんどの親は外へ連れ出そうとはしません。

だから自分の子供であったり、親戚の子供がいなければ新生児と関わることは普通ないでしょう。

また、里帰り出産をしていると自分の子供がいても新生児を知らない人もいます。

 

このように一般的な育児のイメージは新生児ではなく乳児がベースとなっています。

しかし、新生児と乳児の子育ての難易度は天と地ほど違います。

乳児のイメージで子育てを始めた人は、その現実と理想のギャップに驚いたのではないでしょうか。

 

この新生児と乳児の子育ての一番の違いは授乳間隔です。

乳児の授乳間隔は4時間おきなのに対し、新生児の授乳間隔は3時間です。

大したことないと思うかもしれませんが、これは全くの別物です。

 

3時間おきの授乳の示す意味

 

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3時間おきの授乳と聞くと、授乳した後は3時間の余裕があると思いますが、

これは誤りです。

 

新生児の授乳は少なく見ても30分はかかります。

個人差があるので、飲みの悪い子ならば30分以上です。

母乳とミルクの混合の場合は搾乳にも時間がとられます。 

つまり、授乳後に使える時間は2~2.5時間です。

 

さらにミルクを吐いたり、ウンチをしたりするとその分余計に時間がかかります。ゲップも苦手な子だと10分くらい。ミルクの後は哺乳瓶も洗ってね。

この2~2.5時間の間に睡眠、食事、洗濯、掃除、風呂(子供も)、買い物を済ませる必要があります。

この2~2.5時間間隔のフルマラソンを延々やらないといけないのが新生児の育児です。

 

1日のスケジュールはどうなるのか?

0:00 睡眠 12:00 食事
0:30 12:30 調乳/調乳
1:00 13:00 ゲップ/洗い物
1:30 調乳/調乳 13:30  
2:00 ゲップ/洗い物 14:00  
2:30 睡眠 14:30  
3:00 15:00  
3:30 15:30 調乳/調乳
4:00 16:00 ゲップ/洗い物
4:30 16:30  
5:00 17:00  
5:30 調乳/調乳 17:30 料理
6:00 ゲップ/洗い物 18:00 料理
6:30 睡眠 18:30 調乳/調乳
7:00 19:00 ゲップ/洗い物
7:30 19:30 食事/風呂
8:00 20:00 風呂
8:30   20:30 洗い物
9:00   21:00  
9:30 調乳/調乳 21:30 調乳/調乳
10:00 ゲップ/洗い物 22:00 ゲップ/洗い物
10:30 風呂(子供) 22:30 睡眠
11:00 昼食買い物 23:00
11:30 洗濯 23:30

 

これは実際に私がやっていたスケジュールです。

夜の間だけは授乳を4時間間隔にして、他の時間帯は3時間間隔です。

授乳は1日7回なので1日7h。実に1日の1/3を授乳に費やしています。

 

基本的に時間に余裕があるのは午後の時間帯だけです。

夜泣きで寝不足なので昼寝するのがせいぜいですね。

 

720時間働けますか?

上のスケジュールを見てもらったら分かるように、食事・風呂・睡眠を除くと休憩時間はほぼありません。

睡眠もしっかりとれないし、24時間ほとんど働いているような感覚です。

 

3時間間隔の授乳は最初の1か月間続きます。

つまり、24時間×30日=720時間

 

新生児の育児とは720時間働いていることに極めて近いです。

なぜ育児が辛いのかを説明するなら、このフレーズが一番伝えやすいと思います。

 

なぜ伝わらないのか

理由①:新生児と乳児を混同

冒頭でも書きましたが、新生児と乳児の違いが分からず、同じイメージで考えている人が多いだろうと思います。

乳児の子育てなんて、遊びみたいなもんですよ。全然手がかかりません。あれを育児だと思い込んでいたら育児は難しくないと勘違いするのも当たり前です。

 

新生児を育てたことが無い人は子育て経験が無いと言っても過言ではありません。

誤解しないように。

 

理由②:里帰りという名のブラックボックス

これが一番の問題だと思います。

里帰りすると生後2~3か月ぐらいから子供と接することになります。

この時期はお世話するのも楽だし、一番かわいい時期です。

 

育児のイメージがおかしくなっている一番の原因はこれです。

もう一度言いますが、新生児を育てたことが無い人は子育て経験が無いと言っても過言ではありません。

誤解しないように。

 

理由③:寝不足で自分を客観視できない

寝不足の状態だと、なぜ大変なのかを客観的に説明するのが難しいと思います。

私も、なんでこれほど大変なのか?を理解できたのは、1日のスケジュールを書いた時でした。

これでようやく客観視することができて、授乳めちゃくちゃしんどいじゃん!って気付きました。

2~2.5時間間隔で動いていることに気づいたのも、この時です。

 

育児の大変さを伝える情報もググってみたのですが、的外れなことを伝えるサイトが多いです。

おそらく、寝不足状態だから本当にきついのが何かに気付くのが難しいのだと思います。

 

相手に理解してもらうためのポイント

まずは相手が新生児の子育て経験があるか質問しましょう。

無いなら、子育て経験が無いんだからいい加減なことを言ってはいけないと釘を刺します。

 

その上で、授乳だけで1日7時間かかること、2~2.5時間間隔のフルマラソンをやってることを伝えれば多少は伝わるんじゃないかなと。

あとは、720時間働いたことあるの?って聞いてみましょう。

720時間労働。これが新生児の子育ての本質です。

 

これからのパパママへ

とりあえず、育休取るか、保育園に預けるか、里帰りしましょう。

里帰りについてはブツクサ言いましたが、結局これが一番楽です。

ママだって、家事も食事も全部親に放り投げられるんだから楽に決まってます。パパも育児を知る機会は失いますが、楽です。

 

それでも、自分たちだけで育てることになったら、1日のスケジュールを書いてください。

どの時間に何をしておけばよいのか行動予定表を作成するのです。

これを作っておかないと、どの時間帯は相手に任せて自分は休めばよいのかわからなくなります。

 

これは自分の仕事、これは相手の仕事と明確に分けましょう。

自分の休める時間が決まっていると、かなり心理的に楽になります。

ヒマなそうなパートナーを見て、なんで休んでいるのかとケンカになることもありません。

 

なぜ書いたのか

2人目が生まれるときに、これを1人では無理だと思って育児休業を取ったのですが、その時、上司に心無い言葉を言われたんですよね~。

こんなハードスケジュールに加えて、上の子の面倒見るのなんて不可能なのに。

 

世の中の育児がなぜ大変なのかの情報も誤解を招くものが多すぎます。

孤独とか、不安とか、個人差が大きいとか

そんなの本質的な原因じゃありません!

 

寝不足と疲労がすべてだし、この2つが不安を呼び起こすんですよ。

まともに寝ないで延々働いてたら、いつまで続くんだろうって、誰でも不安になるわ!

 

大変な理由もいろいろと書いてありますが優先度が間違ってます!

大変なのは授乳! 授乳! 1日7時間授乳するのがしんどいんだよ!

 

間違った情報ばかりだと無知な人間を量産してしまうので、いっちょまともな情報を出してやろうと思ってこんなものを書いた次第です。

この記事を使ってガンガン説明してやってください!