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ニッセイ外国株式インデックスでは国際分散投資にならないかもしれない

現在、私はニッセイ外国株式インデックスを積立投資しています。

 

このインデックスファンドは先進国に分散投資するものです。

 

日本と新興国は含まないものの、これで国際分散投資が出来ていると判断していましたが、一般的な国際分散投資の解釈は違うようです。

 

今回は一般的な国際分散投資と、どのようなインデックスがあるかを説明します。

一般的な国際分散投資

SMBC日興証券の用語集を参照すると、国際分散投資は以下のように書かれています。

国際分散投資とは、資産運用に当たり、さまざまな金融資産に分散して投資することです。株式・債券・不動産など資産の種類、日本・先進国・新興国など投資先地域、通貨への分散投資を複合させるのが一般的です。 

出典:国際分散投資│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券

アセットクラスは株式だけでなく、債権や不動産(REIT)を組み合わせるのが一般的なのですね。

 

投資先は日本・先進国・新興国などを組み合わせる必要があるそうです。

 

先進国への分散投資

私の保有するニッセイ外国株式インデックスはこのジャンルに該当します。

 

このファンドのベンチマークはMSCIコクサイ・インデックスです。

このコクサイは日本を含みません。

 

先進国と日本に投資したい場合はMSCIワールド・インデックスをベンチマークとしたファンドを探しましょう。

 

構成国・地域

構成国は日本を含めると23カ国となります。

旅行してみたい地域が多いですね〜。

 

米国、日本、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、アイルランド、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、ベルギー、ポルトガル、香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエル

参照:MSCIワールド・インデックスとは|金融経済用語集 – iFinance

 

新興国と先進国への分散投資

この場合は、MSCIオールカントリーワールドインデックスがベンチマークとなります。

 

これも日本を含むファンドと、日本を除いたファンドがあります。

(MSCIオールカントリーインデックスの後ろに日本を除くと書かれています)

 

国内で投資できるファンドは以下のものがあります。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • 全世界株式インデックス・ファンド

先ほどの先進国に加えて、新興国24カ国が追加されます。

 

全世界に投資した方が良いのか?

一般的な定義とは離れますが、国際分散投資をしようとした時には2つの選択肢があります。

  • 先進国のみに投資
  • 先進国と新興国に投資

 

上記の2つの優位性を検討していた時、興味深い記事を見つけました。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)とS&P500比較 – 浪費家ナッツの投資日記

 

この記事では、S&P500とMSCIコクサイ(先進国)、MSCIオールカントリー(先進国+新興国+日本)のリスクリターンが整理されています。

 

結論のみ絞って書くと、次の2つが言えます。

  • 分散するほどリスクが減る
  • 分散するほどリターンが減る

 

ちょっと意外だったのですが、新興国を加えるとリスクとリターンの両方が減少します。

 

新興国のウエイトが低いというのもありますが、リターンにはほぼ貢献しない、というのが事実なようです。

 

つまり、リスクとリターンを取りたい場合は先進国のみ、リスクとリターンを減らしたい場合は全世界を選択するのがベターです。

 

私としては、日本や米国への一極集中は避けたいですが、先進国に分散されていれば良いと判断しました。

 

まとめ

  • 国際分散投資のベンチマークは先進国のみと先進国+新興国がある
  • 新興国を含めるとリスクとリターンの両方が減少する

 

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